徘徊高齢者の死亡・不明、年間900人…警察庁調査


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2005年9月
       
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2005年09月22日(Thu)
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徘徊高齢者の死亡・不明、年間900人…警察庁調査

◆徘徊高齢者の死亡・不明、年間900人…警察庁調査
 屋外を徘徊(はいかい)中、死亡、行方不明となった高齢者が、全国で昨
年1年間に約900人に上ったことが、警察庁の初の調査で明らかになった。
 多くが認知症(痴呆)高齢者で、発見、保護に時間がかかることが原因と
見られ、関係者は、警察署や自治体、町内会などの連携強化の必要性を指摘
している。
 同庁によると、昨年1月から12月末までの1年間に、全国の警察署に寄
せられた徘徊高齢者に関する捜索願や110番通報は、2万3668件。こ
のうち、死亡が確認されたのは548人、行方不明のままは357人に上っ
た。
 一方、無事に発見されたのは1万7842人、本人が自分で帰宅したのは
4921人だった。死亡原因は、側溝に落ちたり、冬場は凍死したりするケ
ースが多いと見られる。
 各地の警察や自治体は、消防署や福祉施設、タクシー会社などと連携して、
早期発見のためのネットワークづくりを進めている。厚生労働省によると、
こうしたネットワークがあるのは、全国で約560市町村。数が少ないうえ
に、有効に機能しているのはごく一部だ。このため、同省では、捜索の模擬
訓練の実施や、ネットワークの先進事例を学ぶ講習会の開催などを検討。ま
た、地域で認知症高齢者を支えるネットワークづくりのため、来年度の概算
要求に1億5000万円を盛り込んでいる。
 同省の推計によると、認知症高齢者は、全国に約170万人。2030年
には350万人に達し、65歳以上人口の1割を占める見通しだ。

◆地域ネットワーク、70歳代の女性保護◆
 SOSネットワークの中には、取り組みがうまくいっているところもある。
 北海道釧路市にある「SOSネットワーク」は、11年前に発足した。認
知症の高齢者がごみ出しに行って行方不明になり、4日後に遺体で発見され
たのがきっかけ。現在では、警察のほか、ハイヤー協会やガソリンスタンド
など、150を超える企業・機関が協力している。
 同市では、3年前、自宅からいなくなった70歳代の認知症女性が無事、
保護された。夫が、同ネットワークに連絡。情報は地元のコミュニティーF
M「FMくしろ」ですぐに放送された。
 その情報を、車のラジオで聞いていた公務員男性が、女性の自宅から約3
0キロ・メートル離れた場所で女性を発見した。

TITLE:徘徊高齢者の死亡・不明、年間900人…警察庁調査 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
DATE:2005/09/22 16:26
URL:http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050922it04.htm

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