心臓手術173件架空申告、実績ゼロ…佐世保の病院


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2005年3月
   
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心臓手術173件架空申告、実績ゼロ…佐世保の病院

▲情報源:読売新聞     
★URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050328it01.htm
◆心臓手術173件架空申告、実績ゼロ…佐世保の病院
 長崎県佐世保市の佐世保市立総合病院=594床、斉藤泰(ゆたか)院長
=が、2003年には1件も実施していない心臓外科手術の実績を173件
として長崎社会保険事務局に診療報酬の上乗せを請求、厚生労働省の基準に
違反していたのに同事務局もそのまま04年度からの上乗せを認め、約20
0万円を不正に支払っていたことが分かった。
 同病院は04年4月に心臓血管外科を新設したばかりで、「新たに迎えた
医師の移籍前の実績を申告した。不正請求のつもりはなかった」と説明。同
事務局は審査ミスを認めており、事態を重視した厚労省は同事務局の指導に
乗り出す方針だ。
 厚労省は、手術数や医師の経験に応じて診療報酬を5%加算する「施設基
準」を設け、心臓外科手術については、年間100件以上を加算条件として
いる。
 佐世保市立総合病院では昨年4月に心臓血管外科を新設した際、長崎大学
付属病院から心臓外科医を招いた。
 この外科医は2003年中に173件の心臓手術にかかわっており、佐世
保市立総合病院は、診療報酬の加算条件を満たしたとして、長崎社保事務局
に申請書類を提出。それが認められ、昨年6〜12月に同病院で実施した心
臓外科手術44件について、5%加算された約4000万円の診療報酬を受
給していた。同病院は、不正受給分約200万円は返還するとしている。
 厚労省によると、施設基準では、執刀医以外の手術スタッフの習熟度や医
療機器の整備状況も含めて総合的に判断するため、病院としての手術実績を
申告するよう定めている。
 同病院では昨年2月以降、基準の解釈について数回にわたって社保事務局
に電話などで問い合わせ、同3月、長崎市内で開かれた社保事務局による説
明会会場で、「医師の前任地での実績で構わないので、診療科新設を示す書
類を添付してほしい」と伝えられ、申請書類の「症例数」の欄には「173」
と記したという。
 社保事務局は同5月、同病院の提出書類を受理。心臓血管外科新設に伴う
書類が添付されていたが、申請通り、診療報酬の5%加算を認めた。社保事
務局は、書類を「見落としたと思う」(保険課)とミスを認めているが、「
前任地での実績でも構わない」と説明したとの点については「あり得ない」
(同課)と否定している。
 同病院は1946年に開設され、21の診療科を持つ地域の中核病院。
 厚労省保険局医療課の話「施設基準を普通に読めば起こりえない手違い。
社保事務局が心臓血管外科の新設を見落としたなら慎重さを欠いており、事
情を聞いて指導したい」

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