高齢者支援の「休日返上」に仏国民猛反発 スト計画まで
◆高齢者支援の「休日返上」に仏国民猛反発 スト計画まで
高齢者支援の財源をひねり出すため、「休日の1日廃止」を決めたフラン
ス政府が国民の猛反発にあっている。政府が休みを返上して仕事するよう呼
びかけた「祝日」に主要労組は大規模ストを計画。公営企業にも従来通り休
日扱いにする「造反」が出ている。
「休日廃止」のきっかけは、独り暮らしの高齢者を中心に1万5千人の犠
牲者が出た03年夏の猛暑。国民が年間1日余分に働くことで増える社会保
障費を空調付きの高齢者施設の整備などに充てるため、5月16日の「聖霊
降臨祭」の振り替え休日を「国民連帯の日」と名付け、平日扱いにすること
を決めた。
ところが、自由業者や民間企業には、有給休暇の1日削減など別の形で勤
労時間を増やすところが続出。公務員や公営企業の従業員から「公共部門の
給与所得者をねらい撃ちにしたもの」と反発が広がった。連休が消えて商売
に響く観光業界も撤回を要求。国鉄は休日を残すかわりに、増える勤務時間
を年間にならして1日あたり「1分52秒」残業することを決めた。
導入を決めた03年夏は国民の過半数が「休日返上」を支持したが、最新
の世論調査では74%が反対。04年が冷夏で猛暑の記憶が薄れたことに加
え、週35時間の法定労働時間の延長を可能にする法律が最近成立。フラン
ス人が大切にする「休み」が少しずつ減らされていることへの国民のいらだ
ちが背景にあるとみられる。
TITLE:asahi.com:高齢者支援の「休日返上」に仏国民猛反発 スト計画まで - 国際
DATE:2005/04/24 04:54
URL:http://www.asahi.com/international/update/0423/006.html
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